太平洋を2000kmも旅をするうなぎ

長い間その生態が謎とされてきたうなぎは日本から2000kmも離れた太平洋のマリアナ海域で産卵することがわかってきました。孵化したうなぎは海流に乗り日本を含む東アジアへと向かい、海から川の上流へさかのぼっていきます。宮崎県佐土原町の一ツ瀬川も天然うなぎのさかのぼる川であり、古くからシラスウナギ(うなぎの稚魚)漁が行われてきました。
古くから養鰻業が盛んなこの地は、南方の海から黒潮に乗ってやってくるうなぎに最適な温暖な気候と、養殖に最適な豊富な水にめぐまれています。

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